◆ 幸せを呼ぶかもしれないハンカチ




 面白いものを見つけた。
 これを見つけた瞬間、思わず手にとって顔を見合わせて笑ってしまった二人。


「宍戸さーーん、これなんてどうですか?」
「誰が、んなピンクのポーチ持つかよ」
 所用で原宿に赴き、改札を過ぎ駅を出ると何より先に目に入ったスヌーピータウン。
 暇つぶし、と銘打って実際興味本位で女性で溢れ返る店内を闊歩していた宍戸と鳳。
 そして、目に留まった。
 ほら、そういうのみると買うわけでもなく探してしまうわけで。
 宍戸と鳳という健全中学生男子も、例に漏れずその名前入りハンカチコーナーで、回転式の棚をくるくると回していた。
「…長太郎!!!やっぱあった!」
「っっ!〜〜〜!ほっほほんとにあっるもんですね」
 鳳は、既に浮いているであろう店内で、肩を震わせ声は抑えつつ盛大に笑った。宍戸も笑いを禁じえなかったらしく、棚に手を掛けたまま悶絶している。
「これ買って帰ってやろうか」
「…いいですねそれ!間違いなく怒られるでしょうけど」
 とかなんとか言いつつ実際は行動には起こさないもんで。
 「ゆうちゃん」「けいちゃん」と書かれたハンカチを尻目に、プリティな店内からは言うまでもなく浮いた二人組は次の目的地のことなんかを話しながら立ち去っていくのだった。

 ちなみに。
 次の日「りょうちゃん」と奇麗に刺繍されたスヌーピー柄のハンカチを持たされ、跡部を筆頭に忍足や日吉にまでも馬鹿にされた宍戸は鳳を追っかけ回すも、監督に怒鳴られたとか。


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はいー。
スヌーピータウンでゆうちゃんハンカチ見つけた瞬間に思いついたネタでしたー。
ちなみにチョタはなかったよ。
他のキャラの名前なんてチェックしてねぇ(もう末期だねvv)
(突発短文でした)

今見ると、文調が他と違う感じです。


2006.2.04 初出
2006.2.11 収納(修正有り)







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